今年の夏、本人の希望もあって、中２の娘がマレーシアのサマースクールプログラムに参加しました。娘は小学５年生の頃から英語を学んでいます。
その頃からサマースクールへ参加させてあげたいと思っていたのですが、コロナ禍と重なりなかなか機会に恵まれませんでした。

今年は世界的にもコロナが落ち着き渡航もしやすくなったので、いいタイミングかと思い、参加を決意しました。

娘をサマースクールに参加させた理由は２つあります。

１つ目は、娘自身がずっと希望していたことです。本当は英語を習い始めた頃からサマースクールは検討していたのですが、コロナ禍と重なり諦めざるを得ない状況でした。

２つ目は、私と同じ体験を娘にもさせてあげたかったからです。私自身、小５、高２、大２のときにサマースクールに参加した経験があります。
そのときの素晴らしい経験を、娘にもぜひ経験させてあげたいと常々思っていたので、縁あって今回の参加に踏み切りました。

当初、行き先は漠然とアメリカを検討していました。私自身がアメリカのサマースクールを経験してきたことも理由の一つです。

一方で、昨今はハロウスクールやラグビースクールなど、英国の名門ボーディングスクールの日本校が増えてきています。「欧米の教育を受けさせたい！」というアジア人の需要に応える動きがあることをよく耳にしていました。実際、どのような環境でどんな教育を行っているのかに、すごく興味がありました。

Beyond Visionさんのホームページを拝見し、アメリカやイギリスに本校をもつ、アジア圏のインターナショナルスクールがたくさんあることを知りました。マレーシアやシンガポールには赴任経験の知り合いが多く、暮らしやすく安全だという話もよく聞いていたので、アジア圏に決めました。

その後、Beyond Visonさんのカウンセリングでいくつか学校の説明を伺いました。その中でも、 シャタックスクールは

・日本人の参加者が少ない
・韓国人が多い
・勉強面が非常に充実している

と言ったところに魅力を感じました。
娘が韓国が大好きで「韓国人の友達がほしい！」と大変興味を示したことも大きな決め手です。

期間に関しては、私自身の経験から２週間よりも４週間の方がいいという感覚がありました。とくに円安の今、アジア圏であれば欧米の約半分の費用で送り出せるところも魅力でした。

サマースクールから帰国した娘は生き生きとしていました。
一番の変化を感じたのは「漠然としていた目標」が「具体的な夢」に変わったことです。

中学生になってからは毎日多忙で、目の前のことをこなすのに常にいっぱいいっぱいのようでした。英語と韓国語を習得したいという目標はあったものの、モチベーションが続かず勢いがなくなっているのが気になっていました。そんな様子の娘でしたが、帰国後は

「英語系の学校に通いたい！」
「英語と韓国語を完璧にマスターしてトライリンガルになって活躍したい！」

と夢を口にするようになりました。また、今まで英語の宿題をこなすだけでも精一杯だったのが

「英語圏の学校に行くためにTOEFLの点数を１点でも上げられるように勉強する！」

というように、目標が具体的になり意識が変わっています。

「夢を語る」だけではなく「その夢に向かって行動している」姿にとても成長を感じています。そんな娘の姿を見ると、本当に行かせてよかったと思います。

長期留学については、娘が強く希望しているので前向きに検討したいと思っています。私自身サマースクールを体験した後、長期留学に憧れながらも日本の生活を優先してタイミングを逃してしまった経験があります。娘には悔いのない人生を送ってもらいたいと思っています。

私たちが考える娘の留学のメリットは４つあります。

・生の英語に触れられること
・外国の人たちとコミュニケーションをとる喜びを感じられること
・その国で生活する人々や文化を知ることで価値観を広げられること
・海外と日本の長所と短所がそれぞれ知れること

これらの経験を通して、どんな自分になりたいか、どんな風に生きていきたいかを考えるきっかけになるのではないかと思います。

海外生活を送る中で、考え方や価値観の違いなど、さまざまな経験をしたと思います。常識だと思っていたことが覆されることもあったでしょう。それらの経験を全て受け入れて自分のものにして、国際的な価値観を持った人になってもらいたいです。また、年齢や人種に臆することなく意見を言いながらも、日本人らしく周りを気遣えるような人になってほしいです。それらを踏まえて、娘がなりたい自分になって、インターナショナルな活躍をしてもらえたら嬉しいです。