留学カウンセラー BeyondVision

COLUMN

【短期留学体験談】カナダの教育方法を学んで将来は日本の教育現場に貢献したい1

メープルリッジ教育委員会 /カナダ/1セメスター/17歳

なぜ留学に行きたいと思ったのですか。

ギフテッドの子供や発達障害児の教育に興味があり、「それぞれの特性で学校になじめない子たちに居心地の良い教育環境を作りたい」という夢が私にはあります。弟が小さい頃、発熱をして耳が聞こえなくなって発達が遅れたことがありました。弟が学校に馴染めないというのを近くで見たのがきっかけです。今私は医学部を目指して受験勉強をしていて、将来は児童精神科医になりたいと思っています。この留学を通して、カナダのギフテッド教育や発達障害・学習障害の生徒への対応を参考にしたいなと思いました。
海外の学校を調べてたら、トーマスヘイニーが変わった授業の形式をとっていることを知って興味がわきました。

トーマスヘイニーという学校はどんな学校でしたか。

期待どおりの学校でした。思っていた以上に自由。これをやりたいといったら、先生も親身になってきいてくれました。自分の興味があるレポートを提出したら、点数に+評価してくれたのが嬉しかったです。カナダはホッケーが有名ですよね。氷競技の時、どう動けばどう摩擦がかかるのか、角度とか打つ速さを計算で出してそれをレポートにまとめたんです。数学と力学の分野の知識を総動員し、さらにもう少し先に進んだ数式をも取り入れてレポートにまとめました。

実際にカナダの学校に通ってみて、障害を持っている人や手伝いが必要な生徒さんに対して、先生やスタッフがサポートする体制が整っていることが分かりました。音が苦手な子には、ヘッドホンをつけて授業をすることを許可し、合図を送った時だけヘッドホンをはずしてもらう。日本だったらヘッドホンをつけて授業したら怒られるでしょう。
生徒によるボランティア(障害を持っている人をサポートするボランティア)もありましたね。日本にはこういうボランティア活動が学校の中にはありません。

学校の授業が大学みたいで、選びたいコースを選べるし、自分のペースで進めるし。分からなかったら先生に聞けるというのが私には合っていました。

授業はどうでしたか。

ギフテッドとかそうじゃないかは、見ていて分からないですが、みんなそれぞれ学んでいくスピードが違います。私はAPという大学1年生のレベルを学習していました。頭の良い生徒の中には1年分の内容を3‐4カ月で終わらせて、すごい速さで勉強をしている生徒もいました。すると他の生徒を教える側にまわっていたり、先生のサポートをしていたりして、いろんな形で生徒が学校に関わっていました。理解が早ければ、先生にテストもどんどん用意してもらえたりもするんです。自分のスピードとレベルを自分でコントロールできるのは、ギフテッドの子には本当に良い環境でした。
日本では飛び級制度がないですが、カナダではギフテッドの子も馴染みやすいんだろうなと思いました。

                               

不安なことはありましたか。

私は高2の半ばで留学を決意したので、帰国後の大学受験が非常に心配でした。遅れないかなと不安でした。でも留学も行きたかった。だからカナダでも古文や漢文、数学、物理、化学といった日本の受験勉強も一生懸命していました。カナダでは数学は計算機を使うのですが、計算力を落とさないようになるべく自分で計算をするようにしていたり。留学中は、行ってから帰国まで朝4時に起きて、受験勉強をしていました。早起きした分、親ともズームできましたし、効率的に過ごすことができました。夜10時に寝ていましたが、受験勉強が間に合わないってずっと焦っていましたね。

ホストファミリーとの生活はいかがでしたか。

すごく優しいホストファミリーでした。ホストマザーは別の高校の先生で、心理学と社会を教えています。家で地学や心理学の動画を見てたりしたので私はよくホストマザーと一緒に動画を見ていました。ホストシスターはお母さんが働いているところに通っていました。ホストファミリーの家から学校までは歩いて10分です。安全で、車も通っていなくて、まっすぐ歩けば良かったので楽でした。
ホストファミリーは、カナダ料理(ポテトと肉)やテイクアウトで寿司を頼んでくれたり、とてもよくしてくれました。栄養に気を使ってるお母さんでいろいろと考えてくれましたね。砂糖が多いお菓子が嫌いと言ったら、フルーツをたくさん用意してくれました。

留学して良かったなと思った点は?

いい人たちに巡り合えたことですね。友達もいろんな国籍の人と出会えました。留学生の人とよく遊びに行ったり、学校で一緒に自習したりして過ごしました。みんなやりたいことや将来の夢があって、、、みんなといるとモチベーションがあがる環境でした。ホストマザーには、私の将来の夢の話をしたら、応援してくれたり、先生もたくさん質問にいったら、声かけてくれたり。ブラジル人の友達は、物語や文章を書くのが得意で、法学部に行きたいと言っていました。でも数学がとても苦手だったので、私が教えてあげました。そのかわり、彼女は文章をまとめるのが上手で、私はよく彼女に添削してもらっていました。スタバや図書館で一緒に勉強していましたね。課題も一生懸命やる子だったので、とても良い刺激をもらえる関係でしたね。

週末の過ごし方は?放課後はどうしていた?

放課後は勉強、週末もほとんど図書館にいって朝から晩まで、ホストマザーが作ってくれたお弁当もちで、勉強していました。バスで移動してコキットラムの図書館にいったり、バンクーバーの図書館で受験勉強してた。高2で留学に来たので、受験勉強が遅れてしまうのではないかとずっと焦っていたので、、。
私の英語力は、ホストマザーからはこなれた英語を話せるようになったね、と褒められました。来た当初は固い英語を話していたと言われました。

パート2につづく

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