留学カウンセラー BeyondVision

マレーシア留学の基礎知識

マレーシア留学の魅力

マレーシア留学は一言で言うと、「費用をおさえながら、質の高い教育を受けたい人」向けの国です。その理由をマレーシア留学の魅力としてお伝えします。

物価が安く住みやすい

マレーシアの物価はおおむね日本の2分の1程度。語学学校の授業料や滞在費もほかの欧米諸国と比較すると非常に安く、留学にはうってつけと言えます。

親日家が多く、多民族国家で日本人が受け入れられやすい

マレーシアは世界有数の親日国として知られ、しかも多民族国家のため外国人の受け入れに慣れています。日本人が留学で住むには非常に住みやすい国です。

医療水準が高い

マレーシアはアジアの中でもトップクラスで医療水準が高く、病気やケガなどがあっても安心できます。

英語教育の質が高い

マレーシアの教育制度は英国系の世界高水準の教育プログラムを用いています。そのため、教育の質は非常に高く、留学で学ぶ環境が整っています。

親子留学がしやすい

マレーシアの親子留学期間は1週間から、年齢は0歳からの親子留学ができ、名門校でのサマースクール、語学学校、英国式ボーディングスクールなどその選択肢も幅広い。

マレーシア留学の教育システム

マレーシアの教育制度は基本的にイギリスの教育制度を基盤としています。詳しくは、『イギリス留学生の基礎知識』の「イギリスの教育システム」の章をご覧ください。

マレーシア留学の基本情報

マレーシア留学のタイプ

親子留学

親子留学にもいくつか種類がありますが、最もメジャーで行きやすいのは短期の親子留学です。1週間~参加することができ、将来的にマレーシアへの進学を考えている人にとっては良い下見になります。

0歳から10歳(インターナショナルスクール)

未就学児はモンテッソーリ、小学生以上は英国式・IB式・アメリカ式インターナショナルスクールで学ぶ親子留学もあります。親御様はお子様が授業を受けている最中に英会話レッスンを受けることも可能です。

10歳から15歳(サマースクール)

春休みや夏休み限定の「サマースクール」では、イギリスの超名門校「エプソムカレッジ」や「ネクサス・インターナショナルカレッジ」のマレーシア分校で親子留学ができます。

4歳から高校生、大学生(語学学校)

語学学校でできる親子留学もあり、お子様と同じ学校に通い、お子様はキッズクラス、親御様は大人の語学留学クラスに入り、親子で英語を学ぶことができます。こちらの留学であれば4歳から高校生、大学生まで幅広く親子留学ができます。

4歳から高校生、大学生(語学学校)

語学学校でできる親子留学もあり、お子様と同じ学校に通い、お子様はキッズクラス、親御様は大人の語学留学クラスに入り、親子で英語を学ぶことができます。こちらの留学であれば4歳から高校生、大学生まで幅広く親子留学ができます。

子留学の宿泊先はコンドミニアムが一般的ですが、サマースクールの場合は特別にボーディング(寮)に滞在できる場合も多いです。また、親子留学は数週間の短期留学だけでなく、1年以上の長期留学も可能です。

ジュニア留学(小学生・中学生)

小学校高学年(5年生くらい)からの受け入れが一般的。全寮制のボーディングスクールは英国式が中心ですが、IB式やアメリカ式などほかにもカリキュラムはあり、自分に合う教育方針を選ぶことができます。

一人でボーディングスクールに行かせるのは心配ということでしたら、親御様も一緒に渡航し、Weekly Boarderとし平日のみ寮、週末は一緒に住むタイプを選択、子供はインターナショナルスクールに通学するという方法もあります。

マレーシアのインターナショナルスクールは入学金が10万円程、年間の授業料が50~600万円と幅はありますが、親子で生活する費用を含めると割安と言えます。

インターナショナルスクール(ボーディングスクール)

マレーシアは首都のクアラルンプールだけでも約100校、国内全土では180校に及ぶインターナショナルスクールがあります。一言にインターナショナルスクールと言っても、年間50万円程度の学校もあれば、600万円ほどかかる学校もあり、学費だけ見ても幅広く、そのカリキュラムの種類も豊富です。

カリキュラムはそれぞれ、英国(イギリス)式・IB(国際バカロレア)式・アメリカ式・カナダ式・オーストラリア式と独自のカリキュラムで運営されています。

英国(イギリス)式ボーディングスクール

マレーシアで最も多く採用されているカリキュラム。教師はほぼ全員英国人。

イギリス本校と同じカリキュラムがマレーシアでも受けられるため、世界各国から留学生が集まっています。広大な敷地にキャンパスがあり、生活面の施設はもちろん、スポーツ施設に至るまですべての施設が充実しています。

英国式ボーディングスクールでは一人一人の才能や個性を伸ばす教育を行っており、「自分で考えられる」「能力や価値を発揮できる」人になるという目的が根本にあります。
その教育システムは世界的に評価が高く、勉強だけでなく音楽や芸術、スポーツも同じくらい重要視している文武両道の教育スタイルです。また、社会に貢献できる豊かな教養を身につけるためにボランティア活動も推奨しています。
寮のスタッフはHMと呼ばれるハウス・マスター又はハウス・ミストレス(又はハウス・マザー)と資格を持った寮母(看護婦長)、何人かのアシスタントまで常駐し、万全の体制で寮生活を送ることができます。

英国式ボーディングスクールについて詳しくは『イギリス留学生の基礎知識』の「ボーディング留学の特徴」の章をご覧ください。

アメリカ式

自由な教育方針が特徴です。

評価に関しても、課外活動での成果や個々またはチームでのプロジェクト活動に重きを置いている傾向があります。

SATやACTという試験を受け、その成績と過去の成績でアメリカ以外の世界中の国々への進学が可能です。

マレーシアでは英国式、IB式と比較するとスクールの数は少なくなります。

滞在方法

コンドミニアム

リビング、キッチン、寝室2部屋、バス・トイレ付の2ベッドルームなど日本と変わらない生活をすることができます。もちろんキッチンでの自炊も可能ですので、マレーシアに住んだ場合のシュミレーションができます。

寮(ボーディング)

英国式やIB式のインターナショナルスクールは全寮制のボーディングスクールが多く、利用できるのは原則長期留学のみ。しかし、短期の親子留学でもサマースクールでは寮を利用できる場合もあります。

ビザについて

ビザ不要(90日以内)

マレーシアは約3ヶ月(90日)までの滞在であればビザは不要です。

学生ビザ(91日以上)

91日以上の滞在の場合学生ビザが必要ですが、通常の学生ビザは年齢制限があり18歳から35歳まで。しかしインターナショナルスクール等にお子様を入学させると有効期限1年の学生ビザ(Student Pass)を発行してもらえます。1年ごとに更新が必要です。

保護者ビザ

お子さんが学生ビザでマレーシアでの入学が認められると親御さんのうちどちらか一人に保護者ビザ(Guardian Pass)が発行してもらえます。学生ビザ+保護者ビザを組み合わせれば親子でマレーシアに滞在することができます。

マレーシア留学の準備の進め方

マレーシアインターナショナルスクールの選び方

マレーシアの教育プログラムはイギリス式が主要ですが、IB式やアメリカ式などもあり、どの教育プログラムで入学させたいかを決める必要があります。

また、学費、入学時期、入学条件も学校によって異なりますので、そちらも事前にリサーチしましょう。

求められる英語力

マレーシアのインターナショナルスクールでは入学の際に英語の試験もありますが、落とすためではなく、適切なクラスへ入ってもらうために英語力を測るという考え方で試験を行っています。

多くの学校ではEAP(English for Academic purposes)という英語のサポートクラスがあり、留学生の英語力の補足を行っています。

入学時期はいつ?

入学時期は学期に合わせて9月、1月という学校が多いです。3学期制を導入している学校では4月にも入学可能です。

学期制度

マレーシアのインターナショナルスクールは2学期制、もしくは3学期制になっており、1学期は9月、2学期は1月、3学期は4月という学校が多いですが、入学時期は学校により異なります。

  • 1学期:9月~12月
  • 2学期:1月~4月上旬
  • 3学期:4月下旬~7月

出願時期はいつ?

インターの入学試験は随時行っていますが、ビザ取得や書類準備などのことも考えると、入学の1年以上前には準備を進めるのをおすすめします。

入学までのプロセス

入学までのプロセスは以下の通りです。

学校の選定

受けさせたい教育プログラム、学費、入学時期、入学条件等をリサーチし、2~3校ピックアップしましょう。

志望校の決定と出願

志望校が決まったら出願です。一般的な提出書類は願書、過去1~2年の成績証明書、パスポートコピーなどです。

入学試験

入学試験は学校によりますが、知能テスト、CAT(認知テスト)、英語のテスト、面談などが行われます。

合否決定

入学試験から1週間~10日程度で合否通知が届きます。入学承諾書に署名をして、入学金を納付することで入学が確定します。

入学に必要な書類及びビザ申請準備

入学やビザ申請に必要な書類を準備します。入学前または入学後にビザ申請に必要な書類を提出することで学校がビザ申請を行うのが一般的です。

親の保護者ビザについては学校が一緒に申請してくれる場合もあれば、親が自身で行わなければいけない場合もあります。

ビザ申請は入国後に行い、入国日から90日以内にビザ取得を済ませる必要がありますので、早めに動く様にしましょう。

渡航

現地生活に慣れるために入学の1週間程度前に渡航するのが一般的です。

入学初日

入学式はなく、オリエンテーションと学校スタッフからの説明を受け、インター生活がスタートします。

マレーシアの高校卒業後の大学進学

マレーシアの高校卒業後の進路は、マレーシア国内、マレーシア以外の海外の大学進学、日本の大学への帰国子女枠に分かれます。

進路の違いにより条件や準備なども異なりますのでそれぞれ見ていきましょう。

マレーシア国内の大学へ進学

マレーシアの大学は高校での成績とTOEFLやIELTSなどの英語力の証明で合否を判断されます。

学校により入学時期が異なり、3月・8月という学校もあれば、2月・9月という学校もあります。年2回の入学時期がメインとなりますが、年に3回以上入学時期がある学校もあり、希望の大学がどの時期に入学できるかを事前に調べておく必要があります。

マレーシアの大学は編入も広く受け入れていますが、アメリカ大学編入プログラムであるADTP(American Degree Trandfer Program)やマレーシアの大学に1~3年通い、その後イギリス、アメリカ、オーストラリアなどの海外にある提携大学に編入し、2校目の海外提携大学で卒業するツイニングプログラムなどがあります。

また、大学は、国立・私立・海外大学の分校の3種類があります。

国立大学はマレー語主体で授業が行われ、入学試験もマレー語であるため、生徒のほとんどは現地のマレーシア人です。

私立大学は施設の充実度、教育水準の高さの順番では、①University ②University College ③College の順番になります。授業は英語で行われ、海外からの留学生が多く在籍しています。

海外分校はイギリス、オーストラリアの名門校があり、教育水準や取得学位は本校であるイギリス、オーストラリアと変わりありませんので、本校と比較すると費用をおさえて学位を取得できます。

マレーシア以外の海外の大学へ進学

マレーシアのインターナショナルスクール、ボーディングスクールでは各国主要の教育システムを取り入れ、そのほとんどは海外の大学の入学資格として認められます

特にイギリスのボーディング留学卒業で得られるAレベルやIBは世界の2大教育プログラムとも呼ばれ、北米、ヨーロッパ圏、オセアニアなど世界中で幅広く採用されています。そのため、世界中のほとんどの大学の入学要件に含まれ、世界中の大学進学を目指すことができます。

イギリスの高校では海外の大学進学を希望する生徒も一定数いるため、現地の高校に在籍している進学カウンセラーに相談すれば解決するケースが多いです。
また、進路自体がなかなか決められない、という場合も、まずは現地の進学カウンセラーに相談してみましょう。

日本の帰国子女枠

海外の高校で、正規の教育課程に基づく教育を2年以上受けた者は、主に有名私立大学や有名国立大学で募集している日本で帰国子女枠の受験を受けることができます。
帰国子女枠について詳しくは『卒業後の進路』の「帰国子女枠で日本の大学を目指す場合」の項目をご覧ください。

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