留学カウンセラー BeyondVision

イギリス留学の基礎知識

イギリス留学は一言で言うと、「伝統あるイギリス教育を本格的に学びたい人」向けの国です。では、その理由をイギリス留学の魅力としてお伝えします。

高い教育水準と生徒一人一人の個性を伸ばす教育

イギリスの教育機関はイギリス政府によって管理されており、高い教育水準が保たれています。授業での取り組みも暗記ではなく、理解と自分の考えを導くスタイルになっています。

また、早い段階で自分の向いている分野や将来について真剣に考えられる環境を整え、生徒一人一人の個性、才能を伸ばす教育を行っており、世界的に高い評価を受けています。

ボーディング留学の環境が整っている

イギリス政府、教育機関の厳しい審査を通った学校のみがボーディングスクールを運営できるため、授業の質、滞在施設、生徒のケア、設備などすべての環境が整っています。

寮には寮長やサポート役も常駐しており、安心・安全な環境でイギリス留学を満喫することができます。

日本人が少なく、自然と本場のブリティシュイングリッシュを学ぶことができる

イギリス留学はオーストラリアやカナダなどの留学と比較して日本人が少なく、生活することで自然と英語を使う環境に浸かることができます。

イギリスの英語は本場のブリティッシュイングリッシュのため、身につく英語も必然的に本場のブリティッシュイングリッシュになります。

英国の伝統と文化を肌で感じることができる

イギリスと言えば伝統的な英国王室やアートや音楽などのイギリス文化。現地での生の生活でそれらを肌で感じることができます。

世界中の留学生と交流できる

イギリスの教育水準は世界的に評価が高いため、世界中から多くの留学生が集まります。イギリスに住むイギリス人との交流はもちろん、世界中から集まる留学生との交流ができ、視野や異文化理解を深められるのもイギリス留学の魅力のひとつです。

イギリスの伝統的教育ボーディング留学の特徴

イギリスでは一人一人の才能や個性を伸ばす教育を行っており、「自分で考えられる」「能力や価値を発揮できる」人になるという目的が根本にあります。

その教育システムは世界的に評価が高く、勉強だけでなく音楽や芸術、スポーツも同じくらい重要視しており、文武両道の教育スタイルです。また、社会に貢献できる豊かな教養を身につけるためにボランティア活動も推奨しています。
イギリスの小・中学・高校は9割以上が公立校ですが、保護者がイギリスに長期で滞在する場合を除いては、留学生は原則私立校に入学することになります。私立校は寮制度の学校=ボーディングスクールになるため、授業だけでなく日常生活からも伝統的イギリスの教育を受けることができます。

ボーディングスクールでは親元を離れ、同じ学校の仲間たちと生活を共にし、お互い協力し合いながら日々生活するため、自立心と相手を思いやる心を養うことができます。また、ボーディングスクールでの生活で、自然と異文化を理解する力や国境を越えた生涯の友人を作ることができます。

ボーディングスクールは1クラス10名程度の少人数制のクラスで、各自にチューターがつく徹底した学習サポートがついています。企業や地域、国を引っ張るリーダーを養成するリーダーシップ教育にも力を入れ、カリキュラムは基本的に国が管理するという徹底ぶりです。

イギリスボーディング留学をすることで身につけることができるのは単に英語力や学力だけではなく、教養、コミュニケーション力、リーダーシップ、異文化理解力、人脈、自分の考えを言語化し、自分の意思で物事を決定する決断力、英語で論理的に語ることができる力などこれからのグローバル時代で必要な要素ばかりです。

ボーディングスクールはけして安いものではありません。しかし、これらの要素は日本にいてお金で買えるものではなく、高い寮費をかけてでも子供の将来への大きなリターンが見込める最大の投資とも言えます。

ボーディング留学で身につけられる財産

  • 教養
  • コミュニケーション力
  • リーダーシップ
  • 異文化理解力
  • 生涯の人脈
  • 自分の考えを言語する力
  • 自分の意思で物事を決定する決断力
  • 英語で論理的に語ることができる力

これらの能力があれば世界中どこにいても仕事で活躍でき、世界のどの国にいても収入を生み出せる本物の能力が生涯にわたって身に付きます。

イギリス留学の教育システム

イギリスでは日本の幼稚園にあたる年齢の4歳または5歳から義務教育が始まります。私立小学校はプレップ(Preparatory school)と呼ばれ、5歳または6歳の年齢からスタートします。このイギリスの小学1年生にあたるプレップの前にレセプションという学年を設置している学校が多く、プレップのさらにPreparatory(準備)という意味合いからイギリスではpre-preparatory schoolと呼ばれています。

イギリス 年齢 日本
pre-preparatory school レセプション 4-5歳 幼稚園
Preparatory school
(6年間)
Year 1 5-6歳
Year 2 6-7歳 小学1年
Year 3 7-8歳 小学2年
Year 4 8-9歳 小学3年
Year 5 9-10歳 小学4年
Year 6 10-11歳 小学5年
シニアスクール(中学校)5年間 : GCSE Year 7 11-12歳 小学6年
Year 8 12-13歳 中学1年
Year 9 13-14歳 中学2年
GCSE1年目 Year 10 14-15歳 中学3年
GCSE2年目 Year 11 15-16歳 高校1年
GCSE統一試験
6thフォーム 2年間(高校) Aレベル or IB1年目 Year 12 16-17歳 高校2年
A2 or IB2年目 Year 13 17-18歳 高校3年
Aレベル統一試験
大学(3年間) 1.University(大学) 2.Higher Education(専門学校) 3.就職 大学1年

イギリスの小学校~大学進学まで

初等教育プレップ(5歳から11歳)【イギリスの小学校:6年間】

5歳〜11歳までが初等教育と呼ばれ、イギリスの小学校にあたります(Year1~Year6)。日本と同様に期間は6年間ですが、5歳または6歳から始まりますので、小学校のスタートは年齢で言えば日本より1歳早くなります。

初等教育を終えたら、11歳~16歳がイギリスの中学校にあたる中等教育の5年間になります。

中等教育シニアスクール(11歳から16歳)【イギリスの中学校:5年間】

中等教育でシニアスクールに通う期間は11歳~16歳の5年間(Year7~Year11)。14歳または15歳のYear10、15歳または16歳のYeasr11の2年間は全国統一テストGCSEのためのコースが始まります。

GCSE(General Certificate Of Secondary Education)について

GCSEの必修科目は数学、理科、英語(英文学と言語)。それに加え選択科目をとり、全部で9〜10教科の勉強をします。選択科目については早い段階から自分の興味のある科目を選択することができます。

選択科目

歴史、地理、外国語、アート、体育、音楽、ビジネス、フードテクノロジー、デザインテクノロジーなど。

必須科目の理科について

ダブルサイエンスかトリプルサイエンスのどちらかを選びます。いずれにしても生物、物理、化学の3教科を勉強するのですが、ダブルの場合は浅く学び、トリプルは深く3教科を学びます。理系に進みたい人はトリプルを選択する必要があります。

全教科試験

GCSEは14歳または15歳(Year10)から始まり、15歳または16歳(Year11)の終わりにGCSEの全教科試験があります。試験は5月上旬~6月下旬まであり、結果は1~9で評価され、9が最高の成績になります。合格することで、Certificateがもらえ、イングランド以外ではここで義務教育が終了です。

高等教育6thフォーム(16歳から18歳)【イギリスの高校:2年間】

大学進学を希望する学生は16歳または17歳(Year12)~17歳または18歳(Year13)までの2年間、イギリスの高校にあたる6thフォームとよばれるコースに進みます。学校によって異なりますが、GCSEの結果が5以上が4つもしくは5つないと6thフォームへは進学できませんので、GCSEの結果は大変重要になります。

イングランドではGCSE終了後、大学に進学しない人は義務教育修了までの2年間(18歳になるまで)はパートタイムの教育または職業訓練を受けることになります。

等教育とAレベルまたはIBについて

イギリスの高等教育6thフォームでは大学進学を目指す2年間になりますが、イギリスの大学入学資格として最も広く認められている通称Aレベルと呼ばれるGCE-A(General Certificate Of Education, Advanced Level)の試験勉強をします。

私立校ではAレベルと同等の大学資格IB(International baccalaureate)コースを取り入れる学校が多いため、AレベルもしくはIBのどちらかを選びます。

Aレベルについて

Aレベルはイギリスの教育カリキュラム。大学での学ぶことを視野に入れ、最低3教科(4~5教科選択することが多い)を選択して大学入学レベルに達するまでその教科を深く学びます。
初年度のカリキュラムはAS(Advanced Subisidiary)、2年目はA2と言われる2段階で学んでいきます。以前は初年度修了時にASの試験を受ける必要がありましたが、2018年に制度改革があり、2年目の終わりのAレベルテストに受かれば大丈夫ということになりました。

Aレベルは科目ごとに受験し、結果がA~Eで評価され、E以上であれば合格です。正答率はそれぞれA*(90%以上)、A(80%)、B(70%)、C(60%)、D(50%)、E(40%)の6段階に評価されます。

IBについて

IBはスイスのジュネーブに本部を置く教育機関が作った教育カリキュラム。世界的な知名度はAレベルより高く、最近では日本でもIBスクールは増えてきています。

IBは外国語、文学、数学、芸術、サイエンス、人文の6分野から1教科ずつ取得し、その中から自分の得意な Higher Level (HL)と標準的なStandard Level (SL)の科目を3教科の合計6教科を選択します。IBでの学生生活では、これらの勉強のほかにもエッセイ、プレゼンテーション、ボランティアなどの課外活動を行います。

IBの試験は45点満点。選択した6教科7点満点(合計42点満点)の試験を受けます。残り3点は以下の必修要件(コア)のEEとTOKの評価結果の組み合わせになります。(CASは評価対象外)45点満点中24点以上で合格になります。

IBの必修要件(コア)
  1. CAS(Creativity, Activity, Service):ボランティアなどの課外活動
  2. EE(Extended Essay):卒業論文
  3. TOK(Theory of Knowledge):プレゼンやエッセイ(内容は哲学的)

IB試験で点数がつくのはEEとTOKのみになりますが、CASも含めたこれら3つの必修要件は卒業までに全員がクリアしなければならない課題がありますので、普段の学生生活でクリアしなければいけません。

AレベルとIBの違い

AレベルとIBの決定的な違いは科目数になります。
以下AレベルとIBの科目必須要件と試験評価の比較表になります。

Aレベル IB
必須科目
  • 必須科目なし
  • 最低3科目(4~5科目選ぶ場合が多い)を選択
  • 6分野の科目をそれぞれ選択し、HL(得意科目)とSL(標準科目)を3科目ずつ選択
  • CAS(課外活動)、EE(卒業論文)、TOK(プレゼン、エッセイ)
試験評価
  • A*、A~Eの6段階評価。各科目E以上で合格。
  • 6科目7点満点(合計42点満点)+EEとTOK(合計3点満点)の総合計45点。45点満点中24点以上で合格

Aレベルは自分で選べる3科目。IBは固定の6科目です。そのため、Aレベルは得意科目がはっきりしている人、IBは全科目万遍なくできるオールラウンダーの人に向いていると言えます。
自分の興味のある3科目を勉強するAレベルより6科目固定のIBの方が忙しいです。加えてIBは課外活動、卒業論文、エッセイ、プレゼンなども必修になっています。

AレベルとIBは世界的な2大教育プログラムと言われていますが、イギリス発祥のAレベルの方が世界の学校での採用数は多いです。しかし、最近ではIBの知名度が高くなっており、アメリカ、日本、香港などではIBの方がAレベルの採用数を上回っています。

どちらの教育が優れている、というのはありませんので両カリキュラムの特性を理解し、自分に合うプログラムの選択をしましょう。

イギリス留学の基本情報

イギリス留学はボーディングスクール

イギリスで正規留学をする場合、私立の全寮制=ボーディングスクールを選択する形になります。

生活スタイル

寮は学校によって施設が異なりますが、寮長やサポート役のスタッフが常駐しているため、安心して生活できます。

生徒同士で一緒に過ごせるフリースペースの空間があったり、みんなでアクティビティをしたいと勉強だけでなく、充実した毎日を過ごすことができます。

また、イギリスの寮生活は「ハウス制」というものがあり、学年性別すべてを混合して分けた、学校内縦割りグループが組まれています。

自分がどのハウス(グループ)に入るかは色で分けられ、学業や良い行い、ボランティア、運動会の競技などでハウスにポイントがついたり減らされたりします。そのため、気を引き締めた生活態度につながり、責任感も生まれます。

時間割

ある学校の一日のスケジュール

7:30

起床、各自支度と朝食

8:45

朝礼
 

8:55~10:50

1~3限目

10:50~11:10

休憩

11:10~13:10

4~6限目

13:10~14:05

お昼ご飯

14:05~16:05

7~9限目

17:30~18:30

夜ごはん

18:30~20:10

自習

21:45

消灯

ビザについて

短期学生ビザ (Short-Term Study Visa)

語学研修を目的とした最長11か月までのビザ。就労、ビザの現地延長、切り替えは不可。

学生ビザ(Student Visa)

16歳以上のイギリス国内での語学研修、大学、大学院進学等の就学を目的としたビザです。初級英語レベルではビザの許可は下りず、IELTSの成績表が必要になります。

子供用学生ビザ (Child Student Visa)

~17歳のお子様がイギリス国内で留学する場合に必要なビザ。4~15歳までの生徒はイギリスの私立学校でのみ留学することが可能です。16歳以下の申請者は英語レベルの証明書は必要ありませんが、保護者のサインが含まれた英文同意書が必要です。このビザで滞在できる最大の期間は16歳以下だと約6年間、16歳~17歳までは約3年となっています。チャイルドビザを持っている多くの生徒はボーディングスクール(寄宿学校)での留学やA-levelやIB取得のための留学のため、2年以上の滞在が一般的です。

必要書類

  • 申請書(オンラインで作成)
  • 財政証明(英文銀行残高証明書):日本人は免除
  • 学校の入学許可書(CAS番号が必要)
  • 親の渡航同意書
  • 申請日のアポ
  • ビザ支払い済み証明書

イギリス留学の準備の進め方

イギリスボーディングスクールの選び方

イギリスのボーディングスクールは、イギリス政府やイギリス教育団体が「授業の質、滞在施設、生徒の福祉、設備」など厳しい基準を定めており、寮は3年に1度、教育は6年に1度監査が入ります。そのため、基準を外れたボーディングスクールというのはありませんが、ボーディングスクールを選ぶ際は以下の観点から選んでいくと良いでしょう。

  • 学校の周辺環境(治安、環境が良い地域にあるか)
  • 授業料の内訳(費用面の総額)
  • 試験の結果や政府の監査結果
  • 学校の雰囲気(先生や学校自体の雰囲気が優しくアットホームか)
  • 学校の設備(充実しているか)
  • 生活面のケア(生徒に関するケアは十分か)
  • 希望する科目や活動(学びたいものを提供しているか)

ブリティッシュ・カウンシル発行の「英国ボーディング・スクールガイドブック」では、質の高いボーディングスクールを数多く紹介していますので、参考にしてみましょう。

求められる英語力

イギリスのボーディングスクールでの授業や英語はすべて英語になりますので、当然英語力は必要になります。学校によって異なりますが、IELTSやTOEFLのスコアを求められることが多いです。英語力が不足している人は入学前に語学学校へ通学するという方法もあります。

入学時期はいつ?

イギリスの新学期は9月に始まります。英語力に不安がある場合は、日本の学年度が終わった後の4月からイギリスの語学学校で英語の学習を始め、英語環境と現地の生活に慣れてから9月に入学するのがおすすめです。

学期制度

学校年度は9月から翌年7月までで、3学期制となっています。また、各学期の中間に「Half-term」と呼ばれる1週間の休みがあります。

  • 1学期:9月~12月
  • 2学期:1月~4月上旬
  • 3学期:4月下旬~7月

中等教育(中学校)への進学

イギリスでは、中等教育のシニアスクールへの進学年齢は男子と女子で異なります。男子校と共学校は13歳から、女子校へは11歳から入学します。

男子は必ず13歳からですが、女子は11歳から13歳の間で選ぶことができます。学年については、新学期が始まる前の8月31日時点での年齢に応じた学年に入ります。

イギリスの資格試験コース(GCSE)は14歳(10年生)から始まります。そのため、資格試験コースが始まる1年前の13歳(9年生)から留学すると、負担が少なくスムーズにイギリスの教育システムに入っていけます。

日本の中学を卒業後の留学

日本の中学を卒業してすぐの留学だと15歳ですが、イギリスの高校卒業までを考えた場合は1学年下げて10年生(日本で言う中学3年の学年)に入り、資格試験コース(GCSE)を2年間、Aレベルを2年間の合計4年間の計画を立てることも考える必要があります。
高校2年生からの留学では、Aレベルを始める前に1年間の準備コースを作ってもらうか、Tutorial Collegeまたは6thフォームカレッジに入り、個人的なプログラムを組んで特訓してもらう特別な配慮が必要になります。

出願時期はいつ?

提出期限は学校により異なりますが、2~3年前からテスト、受け入れを開始している学校が多く、ビザ取得や書類準備などのことも考えると、遅くとも入学の1年半以上前には準備が必要です。

イギリスの高校卒業後の大学進学について

イギリスの高校卒業後の進路は、イギリス国内、イギリス以外の海外の大学進学、日本の大学への帰国子女枠に分かれます。

進路の違いにより条件や準備なども異なりますのでそれぞれ見ていきましょう。

イギリス国内の大学進学

イギリスには150以上の大学があり、そのほとんどすべてが国公立大学になります。基本的に3年制になっており、日本からイギリスの大学進学を目指す場合はファウンデーションコースという留学生向けの進学準備コースに1年通う必要があります。

イギリスの高校で取得できるAレベルやIBで進学課程相当を修了している留学生はファウンデーションコース不要です。

イギリスの大学ではボーディングスクール同様に少人数制の授業が行われ、教授との直接やりとりやコミュニケーションをとる機会が多いです。

また、イギリスの大学は専門的な内容を学びます。ファッション、アート、建築、都市開発、音楽、映像制作、スポーツなど多くの分野で世界的に高い評価を受けています。そのため、1年次から専門分野を学び、その分野一筋で学んでいきます。途中で学部を変更することはできません。

イギリスの大学の審査基準

目指す大学により審査条件は異なりますが、基本的に入試や面接はなく、提出書類で合否が判断されます。主な提出書類はAレベルやIBの成績表、大学志願書、エッセーなど。大学への出願は5校まで認められます。

イギリスの大学進学までの流れ

イギリスの大学進学までの流れは以下の通りです。

大学の情報収集

大学は以下をポイントに選ぶと良いでしょう。

  • 立地
  • 学費、生活費
  • 難易度
  • 校風
  • 大学ランキング

大学ランキングは下記サイトが世界的に有名です。ぜひ参考にしてみてください。

UCASを通して出願する(9月~1月)※最大5校

イギリスでは原則として大学に出願する際、UCAS(University and College Admission Service)を通します。

UCASは大学や大学院などへの総合出願機関で必要書類や個人情報を登録し、出願を行います。イギリス中のほぼ全ての大学やコースの情報を検索できますので、ここで提出書類や条件もチェックすることが可能です。

UCAS:https://www.ucas.com/students

出願期間は原則9月上旬~1月中旬です。ケンブリッジ大学やオックスフォード大学など、一部10月中に締め切る大学もありますので、準備は早めにすることをおすすめします。

合否通知。大学の決定(12月~6月)

3月末まではほぼすべての大学の合否が出そろいます。基本は合格か不合格ですが、条件付き合格という場合もあり、条件付きの場合、別途試験や面接を受ける必要があります。

5校まで出願可能なため、数校の大学に合格することが多く、原則5月5日までに大学を決定し、大学へ報告しなければいけません。

入学(9月)

学校によってはごくまれに1月入学を認めている学校もありますが、通常9月入学になります。

イギリス以外の海外の大学進学

イギリスのボーディング留学卒業で得られるAレベルやIBは世界の2大教育プログラムとも呼ばれ、北米、ヨーロッパ圏、オセアニアなど世界中で幅広く採用されています。そのため、世界中のほとんどの大学の入学要件に含まれ、世界中の大学進学を目指すことができます。

イギリス国内で大学進学をする場合は現地の学校や友人から情報が入りやすいのですが、国を変える場合は制度や条件が大きく変わります。

イギリスの高校では海外の大学進学を希望する生徒も一定数いるため、現地の高校に在籍している進学カウンセラーに相談すれば解決するケースが多いです。
また、進路自体がなかなか決められない、という場合も、まずは現地の進学カウンセラーに相談してみましょう。

日本の帰国子女枠

海外の高校で、正規の教育課程に基づく教育を2年以上受けた者は、主に有名私立大学や有名国立大学で募集している日本で帰国子女枠の受験を受けることができます。
帰国子女枠について詳しくは「卒業後の進路」の「帰国子女枠で日本の大学を目指す場合」の項目をご覧ください。

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