留学カウンセラー BeyondVision

カナダ留学の基礎知識編

カナダ高校留学の魅力 

カナダ留学は一言でいうと、「治安の良い国で、きれいな英語も身につけたい人」向けの国です。では、その理由をカナダ留学の魅力としてご案内します。

治安が良く、安全

カナダは治安が良い国として知られており、実際に国際的シンクタンク「経済平和研究所(IEP)」が発表した世界の平和度を示す「世界平和度ランキング」では最新の順位で12位。日本が10位なので、ランキング上ではほぼ変わらないところに位置しています。(参照:IEP-Global Peace Index 2022

安全で治安を心配することなく、安心して暮らせる環境ですので、高校留学向きの国といえます。

きれいな英語を学びたい

カナダは世界でもっともきれいな発音の国といわれています。なぜカナダ人の発音がきれいなのかは諸説ありますが、もともとイギリスの植民地時代があり、隣国がアメリカだったため、そのどちらにも聞きやすいアクセントが発展していったという説が有力とされています。

私たち日本人が学んでいるアメリカ英語で、しかもきれいなアクセントで学べるというのは高校留学をするうえで大きな魅力のひとつといえます。

大自然に囲まれている

カナダは大自然に囲まれており、バンフ国立公園、ナイアガラの滝、メープル街道、オーロラの聖地イエローナイフなど挙げればきりがないくらいです。

少し足を延ばせば世界を代表する大自然を味わえる、というのがカナダ留学の醍醐味です。

移民が多く多文化に寛容な国

カナダは移民の受入政策を政府主導で積極的に行っており、年間40万人を超える移民の受入れをしています。

そのため、国民の多くが移民の受入れに慣れており、他民族・多文化に寛容な国として知られています。

私たち日本人もカナダに行けば外国人になりますが、安心して留学生活を送ることができます。

アイスホッケー・スノーボードなどウィンタースポーツがやりたい

カナダといえばウィンタースポーツのメッカ。特にアイスホッケーやスノーボードは世界トップレベルのため、観戦はもちろん、多くの場所で実際にトライすることができます。

スノーボードをしていたら、隣にメダリストがいた!という話が聞けるのもカナダならではです。

教育水準が高い

カナダは世界トップクラスの高い教育水準を誇り、イギリス『エコノミスト』の調査部門であるEconomist Intelligence Unit(EIU)の「教育の質の高い国ランキング」では常にトップ10に入り、英語圏の国ではニュージーランドに次ぐ2番目の教育水準の高さを維持しています。

(参照:The Economist- Worldwide Educating for the Future Index

公立高校でも留学生は卒業留学が可能

同じ北米のアメリカでは公立高校では卒業留学ができませんが、カナダの公立高校では卒業までの留学が可能です。公立高校は私立と比較すると学費がおさえられるため、卒業留学において選択肢が増えるのは大きな魅力のひとつです。

留学費用が他国に比べて安い

カナダはアメリカやオーストラリア、ニュージーランドと比較しても公立高校の留学費用が安く、学校によってはトータルで年間50~100万円以上の差がでることもあります。

フランス語も勉強してみたい

カナダの公用語は英語とフランス語。そのため、英語をマスターしたら次の言語に挑戦してみたい!という人もフランス語を学びやすい環境になっています。

トロントやモントリオールがあるオンタリオ州はフランス語学習を積極的に行っており、特にモントリオールは「第2のパリ」と形容されるほどフランス文化が根付いています。

1つの国で2つの言語に挑戦できるのはカナダならではといえます。

カナダの教育システム

カナダでは小学校から高校までの12年間を「グレード1-12」と呼びます。義務教育期間が高校までという州も多く、地元の生徒のほとんどが公立高校に通います。義務教育は、州によって少し異なりますが、6~7歳から16歳までです。

カナダでは⼩学・中学・高校のカリキュラムは各州の教育委員会によって管理されており、同じ州内であればどの教育委員会の学校に入学しても、同じ教育が受けられるようになっています。また、各州にたくさんある教育委員会が留学プログラムを管轄しています。そのため、入学申請は中学や高校に直接行うのではなく、各エリアを管轄する教育委員会に対して行います。

小学校から高校卒業までの年数は日本と同じように 12 年になりますが、各州によって小学校、中学校、高校という区切りが異なります。例えば、小・中・高でブリティッシュ・コロンビア(B.C.)州は7-5制、アルバータ州は6-3-3制、ケベック州は6-5制になっています。

カナダの学期制について

カナダの公立高校では、高校によって“リニア制(1学期制)”と“セメスター制(2学期制)”のいずれかが設けられており、各学校のメリット・デメリットを確認して、どの学区を選ぶかを決める際の指標にしましょう。
リニア制の場合には年に1度、セメスター制の場合には年に2-3度の入学時期が設けられています。

リニア制

入学時期

1回

履修科目

年間同じ→8科目

メリット

1年かけて1つの教科をじっくり学べる。

次の学年へ進んだ時には今までに習ってきた授業内容を覚えているため勉強しやすい。

デメリット

試験は学年の最後に8教科まとめて受ける。英語に慣れないうちは8教科の試験勉強は大変。

学期途中の転校は難しい。

落とした単位の取り直しができない。

セメスター制

入学時期

2,3回

履修科目

分けて履修できる→1学期:4科目、2学期:4科目

メリット

試験も4科目ずつ分けて受けるため、負担が少ない。

学年の途中で転校をしたい場合、2学期目から他校へ転校可能。

デメリット

通常1年間かけて学ぶ内容を半年で学ぶため、授業のスピードが速い。

落とした単位の取り直しができる。

カリキュラムについて

カナダの公立高校におけるカリキュラムは、必修科目と選択科目で構成されており、州によって卒業するために必要となる単位数が異なります。カナダでは生徒一人一人の個性や長所を伸ばすために、必須科目のほかに非常に多くの選択科目が提供されており、学区によって提供されている選択科目や施設も特徴があり、留学生にとっては教育の質が非常に優れているカナダで学ぶメリットと言えます。

選択科目は、学校のカウンセラーと面談を行い、それぞれの進路に沿って適切な科目を選んでいきます。早い段階から将来へ向けて科目を選択していくので、大学で何を学び、どう未来の職業にいかしていくのかを考える良い機会になり、学生にとっては自分の将来と真摯に向き合うことができます。選択した科目が自分に合っていないと感じた際には、学期の初めに限り、変更をすることができます。授業は1日5時間。大学のように学生は自分が選んだ科目の教室に移動して授業を受けます。

学校の成績表は、ABCの段階評価のところもありますが、それに加えて「達成度」を%で表す学校もあります。

必修科目

英語、社会、数学、科学、生物、物理、化学、体育、キャリア・ライフマネジメント

選択科目

アート、スケッチ、ペインティング(水彩、油絵)、グラフィックアート、セラミックス、器楽、ジャズ音楽、ギター、合唱、演劇/ミュージカルシアター/テクニカルシアターインプロ、映画研究、ダンス、コンピューティングサイエンス、マルチメディア&デザイン、食品、写真、心理学、哲学、建設、メカニック、技術、ダンス哲学、建設、機械、ファッション、ファッション研究、美容学、溶接、ロボット工学、ヨガ、法医学、スポーツ医学、法律学など

キャリア&テクノロジー学

CTSは職業訓練、つまり将来社会にでて必要になるスキルを学ぶことが出来る科目です。-自動車、大工、コンピュータサイエンス、ロボット工学、美容学、デジタルアート、ファッション、食品、ネットワーキング、溶接など

第二外国語

フランス語、ドイツ語、日本語、中国語(北京語)、スペイン語、ラテン語など。

部活動

カナダの高校では次のような部活動に入ることができます。クラブやスポーツチームだけでなく、多くの高校では、リーダーシップや奉仕・ボランティアの機会を提供しています。また、年間を通して、募金活動、競技会、芸術公演、文化祭など、さまざまな活動があります。(学校により異なります)

スポーツ

バドミントン、バスケットボール、チア、クロスカントリー、ダンス、サッカー、ハンドボール、ボート、ラグビー、サッカー、水泳、陸上競技など

課外活動

チェスクラブ、コンサート合唱団、ドラムライン、ジャズ・クワイア/コンボ、言語クラブ、模擬国連、音楽クラブ、生徒会など

日本にはない、カナダならではの科目紹介

日本の高校ではまず選択できないような面白い科目がカナダにはあります。日本では専門学校で学ぶような専門性の高い内容ですが、カナダでは選択することができるのも、留学の楽しみになるのではないでしょうか。

パイロット・航空学、ロボット工学、考古学・古生物学、CAD製図、3Dアート、印刷・プリント、デジタルアート、映像制作・TV制作、自然保護、美容・エステ・ネイル・ヘアスタイル、リーダーシップ、起業家、クッキング、お菓子作り、パン作り、観光ツーリズム、自動車整備、溶接、ウッドクラフト、大工などがあります。

スポーツアカデミー

スポーツ好きあるいは得意な留学生にとっては、単位をもらいながら、スポーツを思いっきり楽しめるプログラムがあるというのは嬉しい限りですね。カナダではクラブ活動の他にスポーツアカデミーというものがあり、留学生にも門戸が開かれています。アカデミーにはバスケットボール・サッカー・ダンス・ゴルフ・ソフトボール・ボルダリング・アイスホッケー・テニスなどがあります。スポーツ以外にも芸術の分野、ダンス、演劇、映像制作、特殊効果などのアカデミーもあります。

アカデミーは授業料とは別料金になりますが、日々の授業のスケジュールに組み込まれ(アカデミーにより朝/昼休み/放課後の活動時間になる場合あり)、1年間無事に終了すると卒業に必要な単位の取得もできるというシステムになります。好きなスポーツに取り組むことで、カナダ人の友達も作りやすく、プレッシャーやストレスを感じる留学生活をスポーツで乗り越える良い機会にもなります。受け入れ人数に制限があったり、初心者向けではないことは留意しておいてください。

アウトドアアクティビティ

カナダの留学ならではの楽しみといえば、遠足やアウトドア教育。ビクトリアやバンクーバーへの観光、プロのホッケー・サッカーの試合観戦、世界的に有名なウィスラーマウンテンでのスキーやスノーボード、ハイキングやキャンプ、スキー・スノーボード・スノーシューイング、ロッククライミング、ペイントボール、急流でのラフティングやカヤック、マウンテンバイクなどたくさんあります。

IBプログラムについて

カナダでIBディプロマを取得したい場合、カナダの公立高校でも提供している学校があります。多くの教育学区では、留学生がIBを受講したい場合は10年生からIBプログラムを始める必要があります。

カナダの高校留学における求められる英語力について

カナダの公立高校では、質の高いEnglish as a Second Language(ESL)のクラスを提供しています。カナダ人生徒と一緒にアカデミックなコースを受講しながら、ESLクラスで英語力向上を目指します。入学に際しての最低英語力という条件がない学校が多いです。一方、私立校では高い英語力と学習能力を要求されます。

カナダ高校留学の基本情報

カナダ留学のタイプ(卒業、1年、短期留学)

卒業留学

高校卒業を目指す留学です。最初はESL(留学生用の英語コース)を受けながら、カナダ人生徒と一緒に授業を受けます。カナダの高校を卒業するにはGrade11(高校2年)とGrade 12(高校3年)の課程を修了し、州の統一試験(Provincial Exam)に合格することが義務付けられています。特にEnglish 11,12の授業は留学生にとって難しいと言われますが、宿題や課題を期限内に提出したり、分からない箇所は先生に積極的に質問をすることで良い成績につなげることが可能です。しかし、遅刻や欠席を繰り返したり、不真面目な学習態度を続けたり、また入学時の英語力と日本での学力次第では卒業に時間がかかることもありますので注意をしてください。

1年留学

卒業留学に比べ、必須科目の数を減らし、選択科目を多めにとることもできるので内容的には少し楽になります。カナダの学校で1学期間~1年間の留学をすると、カナダで受講した科目の成績表が留学終了時に発行されますが、日本の学校へ復学する時の学年は、在籍をしている学校の方針次第になりますので、予め学校にご確認ください。復学時に1学年下がるのか、同級生と同じ学年に上がれるのか、高校生にとっては大きなポイントかもしれません。

セメスター留学

1学期間(約5ヶ月)のみカナダの高校へ通い、ESL+カナダ人生徒と同じ授業を受けます。カナダの文化や留学をお試しでしてみたい、という方対象。

サマーキャンプ

カナダの小学校~高校では7-8月は夏休みになります(一部の私立高校を除く)。また、年末年始と3月~4月に約2週間の冬休み・春休みです。冬・春休みは一時帰国せずにホームステイ先/寮で滞在します(一部の私立学校除く)。夏休みは、留学先教育機関でサマースクール/サマーキャンプに参加する場合に限り、参加するプログラム期間中のみカナダ滞在が認められます。サマーキャンプに参加しない場合は、多くの日本人留学生は日本に帰国します。語学力の向上のため夏休みもカナダに残りたい場合は、バンクーバーやビクトリア、トロントなどの語学学校へ就学する方法もあります。しかしこの場合、滞在先は語学学校が手配するホームステイ先への移動が必要になり、自分で手配をしなければならず、面倒な面もあります。

カナダの公立高校

カナダ人の約90%は公立学校に通います。カナダの高校には、大学進学コース、カレッジ・専門コース、就職のための職業訓練コースなどがあり、全ての生徒が各々の目的に合わせて柔軟な選択が出来るよう工夫されています。

また、高校在籍中に大学の1年次の単位が取得可能な A P プログラム(アドバンスドプレースメント)や国際的な大学入学資格である IB プログラム(国際バカロレアプログラム)を提供する高校もあります。

留学生の場合、最初は ESL コース(留学生⽤英語コース)と英語力が不要の体育・美術・選択授業などのコースを取ったりしながら、英語力が上がるまでカリキュラムに慣れていくよう工夫するのも良いでしょう。

カナダの私立高校

カナダの私立高校の場合、公立高校とは異なり滞在方法は寮が一般的です。寮には学校のスタッフが常駐しており、留学生の安全管理や生活・勉強面でのサポートも行っているため、より良い環境で勉強に励むことが可能です。ホームステイではなく、寮が好まれるのは勉強やスポーツに打ち込む環境が提供されている理由からです。

授業スケジュールは勿論、放課後や食事、勉強の時間も規則正しく決められているところが多く、ホームステイ生活よりも管理された生活を送れるようになっています。授業料や滞在費などの留学費用は公立高校に比べ割高になりますが、大学進学に力を入れている学校も多く、公立高校に比べ少人数制の学校も多いです。また、国際バカロレアプログラムに特化した高校や日本人スタッフが勤務している高校もあります。

滞在方法

カナダの高校留学での滞在方法は大きく分けて以下の2種類になります。

公立高校

ホームステイ(アルバータ州のゴールデンヒルズ学区のみ公立で寮を提供)

私立高校

寮(一部ホームステイを提供する学校あり)

ホームステイについて

  1. カナダの教育委員会が手配するホームステイ
  2. カナダのホームステイ会社が手配するホームステイ

カナダの教育委員会がホームステイを手配する場合、教育委員会内にあるホームステイ部署がホストファミリーの選定や管理を行う一方、ホームステイの手配を地元のホームステイ会社へ委託している教育委員会もあります。

もしホームステイ先が合わなかったらという不安はつきものです。どうしてもホストファミリーとの関係づくりがうまくいかないという場合は現地スタッフと相談をしながら、問題解決に向けたサポートを行いますのでご安心ください。

高校留学の準備の進め方

カナダの高校留学の志望校の選び方

公立高校は通いたいと思っている学校を管轄している学区(教育委員会)へ出願書類を提出します。カナダは州ごとに教育の基準やカリキュラムが違い、州の中には複数の教育委員会があります。留学生の受け入れは教育委員会が決めます。例えば、同じブリティッシュ・コロンビア州であれば、卒業要件の単位数などは同じですが、留学費用や留学生向けのプログラムやイベント、ホームステイなどは若干変わってきます。

選ぶ際の基準とは?

カナダはとても広く、教育委員会もたくさんあります。「いったいどこの教育委員会が良いんだろう、どこの州が良いのか」。まずは皆さん、途方に暮れるのではないでしょうか。

地域、気候、降雨量や降雪量など、基本的な地理的好みを参考にしても良いかもしれません。また、留学生の数、日本人留学生の数、学校の規模は大きい方が良いか、小さい学校が良いか、受講したいコースはあるか。やりたいスポーツはあるか。どのような学校に行きたいのか、自分の希望する条件にあったところを決めていきましょう。

地域で選ぶ

バンクーバーやトロント、カルガリー、エドモントンなどの都市での留学は、物がなんでもそろっている便利さ、快適性にあります。日本で暮らしていた場所が都会だった場合や「都会じゃないと辛い」という場合は、何も知らずに田舎に住んでしまってはストレスがたまることでしょう。田舎のメリットは、日本人が少ない小さな町で日本語を話さない、英語漬けの生活がしたいという人向きです。都会でも田舎でもカナダはとにかく広く、日本では味わえないような大自然の中で暮らせるのもカナダの留学をしたからこを得られる醍醐味です。
スキーやスノーボードが好きな留学生にとっては、アウトドア教育が充実している地域に留学することで思いっきりウィンタースポーツを楽しめるでしょう

留学生・日本人の数で選ぶ

留学生、日本人の数を気にする留学生もいるかと思います。日本人がたくさんいたら日本語を話してしまいそうだ、日本人の友達とつるんでしまわないかと心配になる場合は思い切って、決める際のこだわりポイントにしても良いでしょう。留学生の数が多い学校では、多様性の中で留学生活を送ることができます。デメリットは、留学生同士で固まってしまうこと。なかなかカナダ人の友達ができないのは、留学生同士で壁を作ってしまい、快適な人間関係の中で日々の生活が進んでいってしまった場合です。留学生が多いことをメリットと考えるか、デメリットと考えるかは自身の見方によるでしょう。

規模の大きさ

あなたの性格は大きな学校に行っても、物おじせずに友達を作れるタイプですか。なんでも積極的に輪の中に入っていけますか。規模の大きさはそれぞれメリット・デメリットがあります。まず大規模校のメリットは、選択科目が豊富で、面白いクラスを受講することができる点にあります。ロボティックスやCAD,グラフィックアートや音楽など多彩です。スポーツの数もたくさんの中から選べるので、やりたいことができるチャンスは広がります。デメリットは、留学生自身が授業や友人作り、課外活動などに積極的にアプローチしていかないと、大勢の中で埋もれてしまうということです。大規模校には留学生もたくさんいるでしょうから、「日本からきた留学生」という注目度は低くなります。

一方、規模の小さな学校にもメリット・デメリットがあります。メリットは、アットホームで友達を作りやすかったり、留学生としての注目度もあがることです。デメリットは、選択するコースや科目、スポーツの数が少ないので、やりたいものがある場合は事前に確認しておく必要があります。

入学時期はいつ

9月、2月、4月入学が可能です。

カナダでは9月が新学年の最初の月になり、日本の4月に該当します。そのため9月入学が留学生の数が最も多くなります。2月入学もありますが、2月からカナダの中学・高校へ入学をする場合は、2学期制の学校を選択することをお勧めします。2月入学で1学期制の学校を選択すると、授業の途中から参加するような形になり、授業についていくのも大変ですし、単位も取りにくいということを頭に入れておきましょう。

また4月入学を行っている公立の教育委員会/私立高校もありますが、学区は限られます。人気のある教育委員会は年内に募集が終わっていることもありますので、早めの申請準備をしましょう。

カナダの公立高校に合格するには

カナダの高校へ出願する際に提出する書類の一つにエッセイがあります。日本の学校の成績証明書(現学年+過去2年間)も考慮対象になりますが、カナダの学校側がみているのは、欠席や遅刻などの生活態度、協調性、積極性、やる気などです。英語力がないから受け入れてもらえないのではなく、学校側が注目しているのは挑戦して「自分の人生を切り開きたい」というモチベーションがあるか、やる気が感じられるかどうかなのです。

申請時期はいつ

カナダの教育委員会や私立高校の出願は入学時期の約1年前から開始されます。例えば9月からカナダの高校留学を考えている場合、前年の9-10月頃から入学申請書類の受付が開始されます。各高校の空席がなくなり次第、順次受付が終了されますので、人気のある教育委員会・高校に申請をしたい場合は年内には申請した方が安心です。

入学時期が近づくにつれ高校の選択肢は限られてきます。また学生ビザの発行が出発間際になってしまうのは避けたい状況です。出願には十分に余裕をもって、留学計画を立てることをお勧めします。
希望する教育委員会がある場合は空き状況につきましてお問合せをしていただければと思います。

カナダ高校留学の費用

留学先の州や教育委員会によって大きく異なります。

留学費用は、入学申請料(払い戻しなし)、授業料、滞在先手配料、ホームステイ(寮)費、医療保険、空港送迎が含まれています。教育委員会によってオリエンテーション費やスクールトリップ代、アクティビティ代、アカデミー費が別途かかります。

カナダへの学生ビザについて

カナダ国内で6ヶ月以上就学をする場合、学生ビザが必要になります。6ヶ月未満の留学の場合は、観光ビザ(パスポート)のみで渡航できるため必要ありませんがeTA(電子渡航認証)の登録が必要になります。

学生ビザを取得する場合は、ビザ申請時にカナダ移民局へ提出するパスポートにeTAが紐づけられるので、別途、登録をする必要は必要ありません

カストディアン(後見人)の指定

18歳未満の子供が一人でカナダに滞在する場合、後見人の指定が必要になります。後見人は25歳以上の成人でカナダの市民権または永住権を保持していなければならず、多くの方は学区にカストディアン手配を依頼しています。

留学開始までのプロセス

はじめての留学をお手伝い

留学先探しから入学手続きまですべてを自力でするのは大変です。夢の実現をサポートするのが私たちの仕事です。

1カウンセリングを受けよう

どんな留学のタイプがあるのか、どんな学校があるのか、留学で何ができるのか。無料でカウンセリングを行っています。カナダの高校に入学できるタイミングは、9月または2月です。留学の目的、行きたい国や地域、期間や予算、英語力、希望や状況を聞きながら、最適な留学先を探すお手伝いをします。

2留学先を絞る

学びたいこと、行きたい都市、期間や予算などを考え、留学先を絞りましょう。じっくりカウンセリングをし、一緒に留学先を決めていきます。

  • 留学の第一歩。留学プランを描いていこう。
  • 留学先はどの国か?どんな学校に行きたいのか?どの地域に住みたいか?
  • 留学にかかる費用はどれくらい?
  • 留学生活や学校に対する不安は?
  • 具体的な留学プランの希望・カウンセリング(ホームステイか寮生活か)

3出願する

カナダの高校留学の入学申請に必要な書類を揃えます。学校により多少異なりますが、だいたい以下のような書類が必要です。書類が準備できたら、入学願書を記入します。

  • 入学申請書
  • 現在+過去 2 年間の成績証明書(英語)
  • パスポートの写真ページのコピー
  • 出願費用
  • 現在の学校の校長先⽣、または、担任の先生からの推薦書(英語)
  • 英文エッセイ(自己紹介・カナダに留学したい理由・将来の目標など)
  • 証明写真
  • 各種同意書(留学参加・アクティビティー参加などに関するもの)
  • 予防接種記録(英文)

4出願結果

出願書類の提出後に審査結果が通知されます。入学許可の通知を受け取ったら、学費やその他の費用を全額教育委員会に納入します。

5入学許可証の発行

正式な入学許可証を発行してもらいます。そして、教育委員会から発行してもらった書類をもとに、カナダ移民局に就学許可証の申請をします。また、同時に学校からの詳しい案内が届きます。始業日の1週間前に通常行われるオリエンテーションの案内もその一つです。

6留学前の準備

  • 航空券の手配
  • 海外旅行保険に加入
  • デビットカードを作る
  • 予防接種・健康診断
  • オリエンテーション

7いざ渡航

学校の始業日の1週間くらい前には着くようにすると良いでしょう。学校より案内されたオリエンテーションに参加します。この際の持ち物として、カナダ移民局から発行された有効な就学許可証を持参することを忘れないでください。オリエンテーション当日には、新入生に対して、学校案内や英語のレベル分けテストが行われます。

提携教育委員会一覧

ブリティッシュコロンビア州

  • バンクーバー教育委員会
  • ウェストバンクーバー教育委員会
  • ニューウェストミンスター教育委員会
  • メイプルリッジ/ピットメドウズ教育委員会
  • ラングレー教育委員会
  • アボッツフォード教育委員会
  • バーナビー教育委員会
  • デルタ教育委員会

ブリティシュコロンビア州ビクトリア島

  • グレータービクトリア教育委員会
  • コモックスバレー
  • ナナイモレディースミス教育委員会
  • クアリカム教育委員会
  • スーク教育委員会

アルバータ州

  • リビングストーン・レンジ教育委員会
  • カルガリー教育委員会
  • エドモントン教育委員会
  • ゴールデンヒルズ教育委員会

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学費+寮費

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