ニュージーランド留学の基礎知識
ニュージーランド留学の魅力
ニュージーランド留学は一言でいうと、「安心安全に、のびのびと自分らしく留学したい人」向けの国です。では、その理由をニュージーランド留学の魅力としてご案内します。
治安・環境の良さ
ニュージーランドは国際的シンクタンク「経済平和研究所(IEP)」が発表した世界の平和度を示す「世界平和度ランキング」で例年トップ3の常連国(2022年は世界2位)。
(参照:IEP-Global Peace Index 2022)
実際に住んでみても日本と変わらないか、場合によっては日本より安心できるかもしれないと思うこともあるくらい平和で安全な国といえます。
また、季節は逆ですが日本と同様に四季があり、冬は日本と同様に寒いですが、主要都市では雪が降ることはなく、夏は暑いですがカラっとしていて過ごしやすい気候です。
交通網も発達していて、中心部や近郊のショッピングモールでは生活に必要なものはすべてそろいますので、環境面でも恵まれています。
高い教育の質
ニュージーランドは教育の質が高いといわれており、事実イギリス『エコノミスト』の調査部門であるEconomist Intelligence Unit(EIU)の「教育の質の高い国ランキング」では常にトップ3常連国。
(参照:The Economist- Worldwide Educating for the Future Index)
強い分野としては環境部門ですが、全体的に教育のバランスがとれていて、平均指数が高く、英語圏では一番教育の質が高い、ということが世界から認められています。
国が教育の質を管理
ニュージーランドの教育は、日本の文部科学省にあたる機関のNZQA (New Zealand Qualifications Authority:ニュージーランド資格庁)で授業内容、資格内容が定められており、国を挙げて教育に力を注いでいます。
Year 11からは、ニュージーランド国内進学、そして日本やアメリカなどへの大学進学にも使える資格NCEA (National Certificate of Educational Achievement)という国家資格の取得を目指す教育制度にしています。
手厚い留学生サポートが受けられる
ニュージーランドは外国人高校生の受け入れを積極的に行っており、留学生サポートにも力をいれています。
留学生用の相談窓口が設置されている学校も多く、特に留学生用の英語クラスESOLはほぼどの学校にも用意されており、最初は英語力がなくても理解しやすい教科から履修し、ESOLを受けながら、少しずつ英語力が必要な教科を受ける、ということもできます。
生活面、英語力の双方のサポート体制があることは高校留学において大きな安心材料になります。
フレンドリーな国民性
ニュージーランドの国民性は優しい人が多く、フレンドリーといわれています。入国当初は特に不安も多いことから、そのフレンドリーな国民性に助けられた留学生は多いです。
日本人と同じ島国ですので、気質が似ている部分もあり、気の合う友人がとても作りやすい環境ともいえます。
豊かな自然
ニュージーランドは豊かな自然があふれる国です。北島はオークランド、南島はクライストチャーチなどの中心都市に行けば生活に必要なものは揃い、そこから交通機関で10~20分も移動すれば自然あふれる郊外で過ごすことができます。
ちなみに現地の高校のほとんどが都心部から10~20分の郊外にあり、閑静で治安が良い地域であることが多く、自然を感じながら高校生活を送ることができるはずです。
豊富なアクティビティ
ニュージーランドは多くのアクティビティがあり、勉学をするだけなく、さまざまなアクティビティを経験することができます。
夏は海でサーフィン、ボディーボード、ウィンドサーフィン、スキューバーダイビング。冬は雪山でスキーやスノーボード。天気の良い日はトレッキングやサイクリング。
朝はマラソンをしている人も多く、さわやかな一日を送れます。
また、ニュージーランドといえばバンジージャンプ発祥の地ですので、バンジージャンプに挑戦しても良いかもしれません。
スポーツ留学の環境が整っている
ニュージーランドはスポーツ大国として知られており、広大な自然を利用し、本格的なスポーツ留学ができる国です。
有名なのは世界トップのラグビー留学。ほかにもゴルフ、サッカー、バスケットボール、 フィールドホッケー、ボート、乗馬、クリケット等の多種多様なスポーツ留学にチャレンジできます。
3ヶ月までならビザ申請が不要
留学といえばビザのことが気になりますが、3ヶ月以内の滞在については日本がビザ免除の対象国のため、原則学生ビザも観光ビザも申請は不要です。学校にも3ヶ月以内であればビザなしで通学できます。
しかし、ビザではなくNZeTAという電子渡航許可証と環境税の支払いが必要になります。電子渡航許可証は、万が一何かあった時のための個人情報登録に類するものです。
申請料金はアプリ申請でNZ$9/オンライン申請NZ$12+観光税NZ$35になり、すべてクレジットカード払いになります。
のんびりした環境で過ごせる
ニュージーランドは自然豊かで優しくてフレンドリーな人が多く、大都市といえるほどの都市はオークランドくらいしかありませんので、のんびりとした独特の空気感があります。
マイペースでのんびりと過ごしたい人にとっては、大変住み心地の良い環境といえます。
ニュージーランドの教育システム
ニュージーランドでは5歳から小学校が始まります。教育課程はYear1〜13となり、高校卒業まで13年間の就学となります。
日本 | ニュージーランド | ||||
---|---|---|---|---|---|
年齢 | 学年 | 制度 | 学年 | 制度 | |
0〜2歳 | 保育園/幼稚園 | 就学前教育/ECE | |||
3〜4歳 | |||||
5歳 | Year0/1 | Primary | |||
6歳 | |||||
7歳 | 1年生 | 小学校 | Year2 | ||
8歳 | 2年生 | Year3 | |||
9歳 | 3年生 | Year4 | |||
10歳 | 4年生 | Year5 | |||
11歳 | 5年生 | Year6 | |||
12歳 | 6年生 | Year7 | Intermediate | ||
13歳 | 1年生 | 中学校 | Year8 | ||
14歳 | 2年生 | Year9 | Secondary | ||
15歳 | 3年生 | Year10 | |||
16歳 | 1年生 | 高校 | Year11 | NCEA Level1 | |
17歳 | 2年生 | Year12 | NCEA Level2 | ||
18歳 | 3年生 | Year13 | NCEA Level3 |
ニュージーランドにおける高校卒業資格とは?
ニュージーランドの義務教育はYear11(満16歳)までで、高い教育水準を保つために、ニュージーランド資格庁NZQA(New Zealand Qualifications Authority)によって授業内容、資格内容が厳しく管理されています。
大学へ進学するには、イギリスと同様に大学進学のための資格を取得しなければなりません。2002年から導入された"NCEA(National Certificate of Educational Achievement)"はニュージーランドの中学・高等学校の国家資格で、通常Year11でレベル1、Year12はレベル2、Year13でレベル3の試験を受けます。将来大学で専攻する分野の基礎を学び、特にYear13で大学入学にむけた準備を行います。NCEAの必要単位を取得すれば、ニュージーランドの大学や専門学校に入学試験なしで入学することができます。
NCEAの単位の構成は、授業内で課題、査定を経て取得する単位と、年末の全国共通学力試験で取得する単位の2種類があります。そのため、テストだけでなく普段の授業をしっかりとこなしていくことも大事になります。留学生がどのレベルで開始するかについては、生徒の学歴や英語力によって各学校で決定します。
イギリスにあるケンブリッジ大学のカリキュラムであるCIE資格を提供する学校がニュージーランドに40校以上あります。http://www.acsnz.org.nz/acsnzschools.cfm
また、ニュージーランドには世界の大学入試でも使えるIB Diplomaを提供する学校も20校以上あります。 なかには小学校や中学校でIBコースを設けている学校もあります。IBを行っている学校で勉強してみたいという場合はお問合せください。
多くの公立高校では主にNCEAのカリキュラムに沿って、高校卒業資格を取得していきます。しかし、なかには公立や私立で、NCEAだけでなく、CIE資格やIBを選択できたりする場合もあります。
例えば、YEAR11から3年間、NCEAを中心に進めていく学校、YEAR11でNCEAのレベル1を取った後にケンブリッジ国際検定かNCEAを選べる学校、IBを選べる学校があります。これらは、生徒の適正にあわせて学校側がアドバイス・方向性の決定をし、大学進学への準備をしていきます。
ニュージーランドの高校の科目
授業の科目数は、通常Year 11-12で6科目、Year13では5科目を選択し、時間割を組んでいきます。
ターム1から入学する留学生の場合、1月に到着後のオリエンテーション時に時間割を組みます。Year 11では、ESOL・数学・科学が必修の学校が多く、Year12からは選択科目がほとんどになります。ニュージーランドの中学・高校は、学年が高くなるにつれ、選択できる科目が多くなり、自分の興味のある分野を学べる機会にもなります。
ニュージーランドの英語サポートは丁寧
公立高校への留学であれば、一般的な日本の中学・高校レベルの英語力があればOKです。ほとんどの学校ではESOLと呼ばれる留学生用の英語サポートクラスがあります。留学生対応に慣れた専任講師によるクラスはレベル別に分かれており、自分のレベルからスタートし、英語力を向上させることができます。授業についていけるか自信がない場合もニュージーランドではこうした手厚いサポートがあるので、ESOLクラスで一生懸命ついていけば飛躍的に英語力が上がることを実感できます。
一方、私立高校では入学時からある程度の英語力を必須としている学校が多いです。英語力に自信がある人にとっては、初日から普通科目の授業を現地の生徒と一緒に取れることが最大の利点です。
どんなスポーツ系部活があるの?
ニュージーランドにあって日本にはなじみがないスポーツと言えば・・・ネットボールやクリケット。高校には多数のネットボールチームがあり、大会も多数行われています。バスケットボール、テニス、野球、サッカー、バドミントンも人気です。ニュージーランドはラグビー大国。オールブラックスで有名ですね。ラグビー留学ができる学校やラグビーで奨学金がもらえる学校など思いっきり運動に励む環境をニュージーランドは提供してくれます。またゴルフ場に学校から徒歩圏内で行けるという恵まれた環境もニュージーランドならでは。プロゴルファーをめざしながら学校に通うという留学スタイルも可能です。
芸術系の科目
オーケストラ、ロック、バンド、合唱団、写真、美術史、演劇など。日本にはない多様なアート科目があります。
学校の施設について
ニュージーランドの高校はとにかく広い敷地内に教育施設がたっています。温水プール施設やホッケーやテニスのための全天候型アストロターフを揃えた学校もあります。ダンス、演劇、コンサートが行われる講堂など、素晴らしい施設を整えています。
ニュージーランド高校留学の基本情報
ニュージーランド留学のタイプ
卒業留学
卒業留学は、日本の中学を卒業後や高校2年から留学を開始し卒業を目指す場合です。自分のタイミングでそれぞれ留学に挑戦することが可能です。現地の教育課程を修了することになるので、覚悟と努力が必要です。
短期留学
短期留学は「ターム留学」と呼ばれ、1学期間の留学です。ニュージーランドでは1タームは約10週間のため、滞在が3ヶ月未満の場合は学生ビザを申請する必要がなく、手軽に留学ができる点と日本の学校の勉強や成績への影響も少ない点が大きなメリットです。1ターム(10週間)が終わると2週間の休みになり、次のタームが始まります。ニュージーランドでは多くの学校で10週間を留学最低期間として勧めています。春休みや夏休みを利用して10週間より短い期間留学したい場合は、相談に応じて手配いたします。
英語力の強化と、現地体験、さらに将来の長期留学のお試し留学として、短期留学からまず挑戦してみるのも良いかもしれません。
1年留学は、1年間留学する場合です。1年間の留学のあと、日本に復学した場合、1学年下がるのか、留学期間中の取得単位が日本の学校の卒業単位に認定されるかどうかは在籍している日本の学校の方針によります。
ニュージーランドの場合、学年始まりは2月からなので、いつから行くのかというのも学校側との調整が必要になります。
公立高校
多くの国と同じように、ニュージーランドでも学区内の決められた公立学校に通います。人気のある公立高校に通うためにその区域にわざわざ引っ越してくるという話も聞きますが、基本的にはバスや歩いて通える範囲にある学校に通うことになります。留学生にとって入学条件はさほど厳しくなく、入学したい学校が決まったら出願書類として、これまでの成績や出席表などを提出し、入学審査が行なわれます。課外活動もとても豊富で、生徒たちのほとんどが様々なスポーツや活動に積極的に参加しています。
私立高校
私立高校では公立高校に比べて、留学費用も高くなります。
ニュージーランド国内や海外大学への進学率が大変高いため、向上心のあるクラスメート共に切磋琢磨した環境で学ぶことができます。ほとんどの生徒は課外活動にも積極的で、学業とのバランスを取りながら学校生活を過ごしています。
滞在方法は寮かホームステイか
ニュージーランドの高校留学では、滞在方法の選択肢はホームステイが一般的ですが、学校に寮がある場合はボーディングという選択肢も可能です。
ホームステイとは?
留学生の受け入れを行っている現地の一般家庭に滞在することをホームステイと言います。「現地の文化や生活を直接感じたい」「より自然な外国語を習得したい」と考えている学生向き。宿泊先の手配は、申し込みをした学校かホームステイ手配会社が行なうケースがほとんどです。ホームステイ先では、自分が使用する部屋にベッドや机、クローゼットなどが用意されていることが一般的です。部屋を個室で使える場合や、他の国から来た留学生やホストファミリーの子どもと相部屋の場合もあります。日本人同士で同じホストファミリー宅にお世話になることはまずありません。
家族の一員として生活をしているのだという自覚をもって、ホームステイ先のルールを守る、家事を快く引き受ける、コミュニケーションを常にはかるなどして、ホストファミリーとの関係を良好に築いていく必要があります。
ボーディングとは?
ニュージーランドでも寮が完備している学校があります。様々な国から来た留学生と学生寮での共同生活を通して、24時間体制で勉強はもちろん、スポーツ、芸術、ボランティアなど様々な活動に集中することができます。ボーディングスクールは個々の生徒の人間力を高め、リーダーシップを発揮することができる人材の育成を目的としています。
高校留学の準備の進め方
ニュージーランドの高校に留学したいと思ったら、まずはニュージーランドという国の魅力を知って、この国で勉強やスポーツに精を出す自分を想像してみましょう。どんなことに挑戦してみたいですか。英語力に自信がなくても、入学後のESOLクラスで英語力向上をサポートしてくれるニュージーランドの学校の体制は留学生にとってとても心強いものです。
ニュージーランドの高校留学の志望校の選び方
共学が良いのか。女子校、男子校が良いのか。自分はどっちの環境の方が落ち着くのかを自身に問いてみるのも良いですね。別学は別学の良さがあり、落ち着いた環境で勉強やスポーツにうちこめます。宗教色が強い学校、特定のスポーツが強い学校、やってみたいスポーツのクラブ活動がある学校、アートや演劇など芸術分野がさかんな学校など、それぞれ学校には特徴があります。
また志望校の選び方として自然の中にある学校なのか、都会にある学校なのか、居住する地域に関する自分の好みについても考えてみるのも良いですね。
求められる英語力
ニュージーランドの公立高校では、英語力のレベルは問われないことが多いです。(アカデミックレベルの高い公立高校で英語スコアの基準点がある場合もあります)その代わり、学校のカリキュラムとして入学した後にESOL(留学生のための英語コース)クラスを取ることで、英語力をサポートしますよという形をとる学校が多いです。一方、大学進学率が高く、アカデミックレベルが高い私立高校では、英語力の有無は審査基準になり、TOEFLやIELTSなどに一定のスコア基準を設けている学校が多いです。
入学時期はいつ?
留学生の入学時期は、各タームが始まる2月、4月、7月、10月になります。1ターム(学期)の期間が10週間の年間4ターム制。
日本の学年が切り替わる4月入学や7月入学も可能です。ただし、10月入学は学期末試験に向けた最後のタームとなるため、次年度も留学を続行する予定でない限り、おすすめはしません。学校行事が豊富で気候も良い、2月か4月入学、季節は冬ですが日本の夏休みを利用して7月に短期留学をするというのもおすすめです。
日本で中学校を卒業したばかりの場合、ニュージーランドでは通常Year11から始めます。
出願時期はいつ?
留学をしたいと思ったら、早めに準備を始めましょう。例えば行きたい学校が人気のある学校で、2月のターム1から入学したいと思った場合、「9月末には出願を終えていた方がいいですよ」と学校側からアドバイスをいただいています。余裕のある学校でも10月末には出願をして、1月にはニュージーランドに行けるよう準備をしていきましょう。ただ、願書提出は早い方が自分の心の準備にとってもよいに越したことはありません。留学に関しては1年前くらいから計画的に準備をしておくのがベストです。
留学開始までのプロセス
留学先探しから入学手続きまですべてを自力でするのは大変です。夢の実現をサポートするのが私たちの仕事です。
1カウンセリング
どんな留学のタイプがあるのか、どんな学校があるのか、留学で何ができるのか。無料でカウンセリングを行っています。留学の目的、行きたい国や地域、期間や予算、英語力、希望や状況を聞きながら、最適な留学先を探すお手伝いをします。
また明確なイメージがない場合は自分で情報を探すのも良いでしょう。
2留学先を絞る
学びたいこと、行きたい都市、期間や予算などを考え、留学先を絞りましょう。じっくりカウンセリングをし、一緒に留学先を決めていきます。
- 留学の第一歩。留学プランを描いていこう。
- 留学先はどの国か?どんな学校に行きたいのか?どの地域に住みたいか?
- 留学にかかる費用はどれくらい?
- 留学生活や学校に対する不安は?
- 具体的な留学プランの希望・カウンセリング(ホームステイか寮生活か)
申請時期
ニュージーランドの新学期は1月末から2月初旬に始まり、12月中旬に終了します。日本の学年末と1ヶ月重なり、日本の卒業式に出たい場合は注意が必要です。1月末からの新学期に合わせて留学をしたい場合、遅くとも9月末までには申請をすると良いでしょう。早めの準備、申請が希望の学校に留学するコツです。
留学生への要求基準
日本の学校の成績証明書(現学年+過去2年間)も考慮対象になりますが、ニュージーランドの学校側がみているのは、欠席や遅刻などの生活態度、協調性、積極性、やる気などです。不登校をしていたために出席日数が不足し、成績もかなり悪い場合でも、やる気や意欲をアピールしたことで留学がかなうこともあります。
3出願する
NZの高校留学の入学申請に必要な書類は以下です。学校により多少異なります。書類が準備できたら、入学願書を記入します。
- 入学申請書
- 現在+過去 2 年間の成績証明書(英語)
- パスポートの写真ページのコピー
- 出願費用
- 現在の学校の校長先⽣、または、担任の先生からの推薦書(英語)
入学願書の記入→面接→合格通知→初期費用の支払い→入学許可証の受け取り→学生ビザの申請。
入学条件
オンラインで願書を受理した後、オンライン面接をします。面接では、教室での授業に参加するための入学希望者の英語能力を評価します。入学前に 語学学校に通って英語力を強化するよう提案がある場合もあります
ニュージーランドへの渡航ビザ
日本国籍の保持者は、滞在期間が3カ月以内であれば、学生ビザを申請する必要がありません。3カ月を越えて滞在を希望する場合に、学生ビザを申請します。
この学生ビザは、日本でも、ニュージーランドでも申請が出来ます。申請には、高校からの入学許可書や学費の領収書、現地での滞在資金を証明する書類、健康診断書等の書類が必要になります。
4合格通知が届いたら
- 航空券の手配
- 海外旅行保険に加入
- デビットカードを作る
- 予防接種・健康診断
- オリエンテーション
5いざ渡航
学校の始業日の1週間くらい前には着くようにすると良いでしょう。初日には多くの学校でオリエンテーションが行われます。また面接やクラス分けテスト(英語、数学)も予定されています。
ニュージーランドの高校を卒業後は?
ニュージーランドには国立総合大学が8校、国立の高等教育機関であるポリテクニック・工科大学が18校あります。ニュージーランドの大学や海外の大学に進学をしたい場合、学校による全面サポートがあり、専任のキャリア担当者がいます。
申請に必要な書類はとても複雑な上、合否を決定する大事なものですから、学校の進路カウンセラーさんのアドバイスを求めると良いでしょう。公立高校も私立高校も専門の進学サポート担当者が必ずいて、海外大学への申請などのアドバイスをフルサポートしてくれるため、とても心強い存在と言えます。
ニュージーランドは、推薦状や成績証明書などの書類の発行に慣れており、迅速かつ丁寧に対応してくれる高校が多いです。大学の特別な指定用紙への記載が必要になった場合も、個別に対応してくれます。帰国子女枠での大学受験を考える生徒にとっては、現地校の迅速な対応は大変助かります。