留学カウンセラー BeyondVision

COLUMN

【親子留学体験談】子供たちとの思い出がつまった4年間の親子留学

「子どもたちにはグローバルな感覚を持った大人になってもらいたい」思い切って小学生の子ども2人を連れてニュージーランド留学に舵を切った母と子供2人の物語。

「子どもたちにはグローバルな感覚を持った大人になってもらいたい」
「住みたい国を自分で選べる力をつけてあげたい」
「人生を目一杯楽しんでほしい」
そのような思いから親子留学を決意しました。アイデンティティが確立する前に海外生活を体験させてあげたいと以前から決めていたので、迷いはありませんでした。日本の教育方針に合わなくなってきた小学生の子ども2人を連れての親子留学へ旅立ちました。

学び方や進路は1つじゃない!受験でゆれる子どもに世界を見せたかった

親子留学を決意する直接のきっかけとなったのは上の子の受験勉強でした。暗記型の勉強に抵抗を感じて、本来の学ぶ楽しさを見出せなくなっていたのです。世界にはさまざまな学び方や進路があることを知ってもらいたくて、小学5年生の春休みにニュージーランドへ学校見学に行きました。子どもたちが現地の学校を気に入り「すぐにでも行きたい!」と言ったので、上の子が小学5年生、下の子が小学2年生のタイミングで留学することを決意しました。

自然も治安も最高レベルのニュージーランド

数ある留学先の中からニュージーランドに決めた理由は「環境」と「治安」の2つです。

自然が多く子どもが海外でのびのびと過ごせる環境

都会で暮らしている子どもたちには、自然の中でのびのびと生活してもらいたいと思いました。日本と同じ島国で面積も程よいので、手の届く範囲でさまざまな場所へ遊びに行けるのはとても良かったです。素敵な公園や施設もたくさんあり、子どもが小さい間はよく出かけました。また、気軽に本格的なスポーツが楽しめるところも魅力です。ラグビーやサッカー、テニスなどのローカルクラブが至るところにあるので、スポーツをするには最適でした。子ども向けのコンサートやアクティビティも多いので、子どもが海外で過ごすにはとても素敵な場所だと思います。

日本よりも安全で平和な国

ニュージーランドは日本よりも治安の良く平和な国と言われていますが、本当にその通りでした。小学生2人を連れての海外生活でも不安はありませんでした。留学生を受け入れる制度が整っていて、移民に対して寛容なところも安心して過ごせた理由の一つです。さまざまな国のママ友や子ども同士の繋がりができ、お互いを差別するようなことはありませんでした。

家族みんなで楽しむニュージーランドの子育てスタイル

ニュージーランドは高校までが義務教育なので、おおらかに子育てされている家庭が多かったです。子どものうちに多くの経験をさせて、高校生になったら子どもが自分でやりたい事を探し始めるスタイルに憧れました。学校がある期間はしっかりと勉強、週末や長期休暇は親も一緒に家族でエンジョイするのがニュージーランドの子育てスタイルです。子どももオンとオフを切り替えやすく、学びも遊びも大いに楽しんでいるように感じました。

大自然を満喫できる南島で最高の体験

我が家の場合、長期休暇には親子でニュージーランドの南島へ行ったことが大きな思い出です。南島はとにかく自然が豊かで美しい場所でした。そこでは、国立公園でのトレッキングやクジラやイルカのマリンアクティビティなど、海も山も大いに楽しみました。日本では決してできない大自然からの贈り物を、親子で体感し共有した素晴らしい時間でした。

近くでサポートしてあげられることで親も子どもも安心できる

親子留学の最大のメリットは、子どもの一番の理解者である親が、近くで見守ってあげられることだと思います。慣れない海外生活は目に見えないストレスがたまっていきますが、子どもはまだ自分のストレスとの向き合い方や発散方法を知りません。家に帰ると親がいる、そんなほっと一息つける空間が必要です。単身留学に比べると英語に接する時間は短くなりますが、幼い時期にはそれ位で十分だと思います。

海外生活は家族の結びつきを強くする一生の宝物

親子留学は、親子ともに初めての世界での暮らしが始まります。日本では、親が知り尽くしている出来事を子どもが初体験する場面が多いと思いますが、海外生活ではそうもいきません。子どもの初めての経験は、親にとっても初体験になることが多いです。子どもと同じ目線で物事を見て、同じ感動を共有できる体験は一生の宝物です。不安も楽しみもすべてお互いに共感するので、家族の絆は一層強くなりました。

IB教育でこれからの社会で生き抜く力を学んだ

子どもたちはIB教育(国際バカロレア)を取り入れている学校に通いました。IB教育はテーマに沿って考え、自分でリサーチして発表する授業が中心です。また算数や英語などに関しては一斉授業ではなく、生徒それぞれの進度に合わせて進められました。おかげで、子どもたちも苦手意識を持たずに授業に取り組めました。IB教育は、グループワークと個別のワークに分かれて行われます。日本の教科書中心で一斉に行う暗記学習が苦手なうちの子たちには、IB教育が合っていたようでした。思考力やプレゼンテーション能力など、これからの時代に必要な力も身につけられました。

子どもの英語力がゼロでも大丈夫

留学前の子どもたちの英語力は高くはありませんでした。小学5年生の娘はアルファベットとフォニックスができる程度。
しかし、毎日5冊、レベルに合わせた英語の本を読む宿題で、日常会話は1年でマスターしました。小学2年生の息子は英語力がまったくのゼロ、読書もあまり好きではない状態で留学しました。そのため、最初の半年間はずっと一番下のレベルに留まることに。ただ、半年を過ぎて日常会話に困らなくなると読書レベルも急に上がり、最終的にはクラスで表彰されるまでに成長しました。そんな子どもの成長を間近で感じられるのも、親子留学のメリットだと感じました。

子どもが小学生ならママ友はすぐにできる

車移動が基本でどの家庭も親子一緒に行動することが多いので、ママ友作りは難しくありませんでした。お友達の自宅に送迎するときやスポーツ観戦、習い事などでお友達ママと知り合いました。フレンドリーな人が多いのでコミュニティに参加すればわりとすぐに知り合いは作れます。また日本とは違い、ニュージーランドはサッパリとしたママ友関係が多い印象です。子どもたちが学校に行ってる間は、テニス、料理教室、ボランティア、英会話などで新しく友達ができることもありました。

親子留学はどの学年でも楽しめる

親子留学は子どもが何歳の時に行けばいいかと迷う方が多いでしょう。結論、中学生頃までであれば、それぞれの年代や子どもの成長に合わせた楽しみ方ができます。子どもは言葉が通じなくても、子どもなりのコミュニケーション方法でどの年代でもすぐに友達を作ります。私は小学生の子どもたちと留学しましたが、同年代の子どもを持つ海外のママさんとも知り合う機会が多く持てたことは幸いでした。おかげで、子どものサポートのためだけではなく、私自身も海外生活を大いに楽しむことができました。親子留学は、親子の絆を深める貴重な経験がたくさんできます。子どもの成長を側で見守りながら、自分自身の留学ライフを大いに楽しめる最高の親子時間です。

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