留学カウンセラー BeyondVision

COLUMN

【高校留学体験談】高校留学で学んだ自分の「軸」と「価値」

日本の高校生活は楽しかったけど、高1だった私は海外留学に思い切って一歩踏み出しました。大学もついている高校だったけど、私は退学を決意して自分で退路を断ちました。その決断は間違っていなかったと思います。

高校留学で学んだことはたくさんあるけど「自分の軸をしっかりと持つこと」の大切さは色々な場面でよく実感します。アメリカでは、ぶれない軸と自分の価値観を大切に持っていないとすぐに流されてしまいます。留学は、相手に合わせることの多かった私を、はっきりと自分の意見が言えるように成長させてくれました。

留学を決めたのは母の後押し

私が留学の夢を持っていたのは母の影響が大きいです。母も高校時代に留学を体験していて、色々な話を聞いていました。その話に憧れて、私も中3の頃に海外留学を考えていましたが、コロナで断念。結局そのまま日本の高校に入学したのですが、気持ちはモヤモヤとしたままでした。

「大学に入ってから行こうかな…」
「進路もまだ決まってないしな…」

色々と迷っていたときに、母から

「高校留学は高校生の時しか行けないよ。行きたいなら行った方が絶対いいよ」

と背中を押され、コロナが緩和され始めた頃に留学を決めました。あの時に母が背中を押してくれなかったら、私は今も日本の高校に通い続けていたと思います。応援してくれた母には感謝でいっぱいです。

留学に必要な英語力は現地で身につける

私は英語にはそれなりの自信がある方ですが、留学前の英語力で留学中の生活に大きく影響が出るとは思いません。なぜなら、日本でどれだけ勉強をしても、現地でしか身に付けられない英語力もたくさんあるからです。現地の人とのやり取りで生の英語を何度も聞いて、そのスピードに慣れて理解していくことが大切です。現地で仲間ができたら、やっぱり自分のことも話したくなるし、がんばって何かを言おうとするはず。その気持ちと行動が、圧倒的に英語力を高めてくれます。

だから、あまり英語ができないから留学はまだ無理だなんて思わないで欲しいです。
英語力は心配せずに、挑戦することが大事だと思います。

毎日確認できる成績や評価のシステム

テストの点数が評価のすべて!という日本の教育法に、私は以前から疑問を感じていました。
しかし、アメリカの高校の評価システムはまったく違います。テストもありますが、課題提出やレポート、授業での積極性が評価される仕組みです。プロジェクトにどれだけ積極的に関わったか、努力した分が正しく評価されていくシステムが、自分には合っていました。日本のように学期末だけでなく、常に自分の成績をパソコンで確認できるシステムもよかったです。自分が今どの位置にいて、どこが評価されて、足りない部分がどこなのか、自分で自分の課題を発見したり調整できました。

寮生活をほっと癒してくれたホームステイ

普段は寮で生活をしていますが、冬休みや春休みには寮が閉まるので、ホームステイをする必要があります。私の場合、中国人の旦那さんとアメリカ人の奥さん、そして1歳〜7歳までの4人の兄弟がいる家族がホストファミリーでした。小さい子どもたちがいる家庭は毎日とても賑やかでしたが、同時に心がとても癒されました。寮生活は友達も作りやすく毎日楽しいですが、パーソナルスペースがないので、自然と気が張ってしまいます。ホームステイは家族として受け入れてくれて、自分の部屋も用意されるので、束の間の休息のような、落ち着いた心で過ごせました。寮とホームステイはどちらも一長一短なので、よく調べて自分に合ったステイ先を探してみてくださいね。

留学して本当によかったと思える貴重な体験談

留学は日本では到底できない貴重な経験が本当にたくさんありますが、その中から2つ紹介します。

ユーモアいっぱいの学校イベント

1つ目は日本では経験できないイベントがたくさん楽しめたこと。ダンスパーティーや仮装大会が本格的なんです。ドレスもメイクもみんな気合が入っていて、パーティーの準備がとても楽しかった。ほかにも、パジャマで登校するPajama day、リュック以外のもので登校するAnything but backpack dayなどもありました。とくにAnything but backpack dayは本当にみんな個性豊か。トースターや鍋、スーツケースなどに教科書を入れて登校していました。遊び心たっぷりな学校イベントに、私も心が踊りました。

違う価値観を持った仲間と励ましあえる

2つ目はさまざまな価値観を持った人と刺激しあえることです。寮では育ってきた文化や環境、培ってきた経験も違う同じ世代の子どもたちが集まっています。同じ課題を与えられても、達成までに向かうプロセスは人それぞれ。自分とは違う考え方で突き進んでいく友達にはたくさんの刺激を受けました。それが今、自分の経験値となって私自身を大きくしてくれています。

このような環境で過ごせるのは、決して自分1人の力ではないです。親や友達、サポートしてくださる方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

大切なのはぶれない芯を持つこと

寮や学校には本当に色々な子がいます。勉強せずに遊び呆けている子、ルールを破ることを気にしない子、お酒やタバコなどにも平気で手を出す子。同じ寮に住んでいれば、すぐ近くで光景を目の当たりにするし、自分も誘われることもあります。

大事なのは、そこで自分がそっちの道に行っていいのかよく考えること。そして、嫌ならハッキリとNOと言うことです。いくら友達でも流されてはダメ。自分の頭と心でよく考えて行動しないと、相手に流されてしまいます。そのためにも普段からよく考えて行動し、自分自身にぶれない芯を育てることが大切だと感じました。

自分の身を守るためにも意見を声にする

私は日本では人に合わせることが多い性格でした。「何でもいいよ」「あなたが選んでいいよ」「私も同じにする」と流れに乗ってフラフラとしていました。

ところが、海外では自分の意見をハッキリ言わなければいけない場面が本当に多くあります。ダメなものはダメと言わなければ、自分が損をしたりトラブルに巻き込まれたりするからです。自分の責任は自分で取る、自分の身は自分で守るためにも、自分の意見をしっかりと持ってハッキリと声に出す大切さを知りました。そのおかげで、今では積極的に人と関われるようになりました。

高校留学したい人へ

私のように、「留学したいけどいつ行けばいい?高校?大学?」と悩んでいる人は「行きたい!」と思った時に行くことをおすすめします。まずは自分の気持ちに素直になって、自分が将来をどんな風に過ごしたいか、何をして過ごしたいかを考えてみてください。おのずと留学するタイミングが見えてくるはずです。不安なんていくらでもあるけど、留学すると決意して行動した人なら、問題が起きても大抵のことは何とかなります。留学したいなぁと思ったなら、叶うかどうかを考える前に、まずは留学に向けて一歩踏み出してみてください。私は留学して本当に良かったなと思っています。

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